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夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

闇金ウシジマくんと、反貧困活動。

初夏らしくなってきた千葉県某所から
おこんばんは。


最近よく思うんですが、
今の日本て
「不景気」
とか言う段階をとっくに過ぎてて
実は

「国民総貧困」

になりかかってるんじゃないかと
ヒシヒシ感じます。


千葉県でも農家が多い地域は
いわゆる

限界集落

一歩手前。

極貧な家庭が増えてます。


それと

生活保護受給者へのバッシング」

ですが、
それはわたしが子供の頃からありました。



けれど

「テレビでギャースカ怒る」

てのはなかったです。


不正受給や
受給そのものへのバッシングを
ことさら取り上げてるのと

生活保護から抜け出し、
社会復帰した感動ストーリー」

が増えてるのに
激しく
恣意的な物が見え隠れします。


「陽のあたる家」

は普通の家庭に訪れた貧困と
生活保護を受給し
そのバッシングに耐えて
安定への足掛かりを取り戻す一家のお話です。


陽のあたる家

陽のあたる家

陽のあたる家~生活保護に支えられて~ (書籍扱いコミックス)

陽のあたる家~生活保護に支えられて~ (書籍扱いコミックス)



弱くていじめられてる人間は
さらに弱い人間をいじめる構図が出来ていますが、
一番の問題は


「就職やら諸々、
人生に起こるイベントや選択で
一回間違えたりドロップアウトする

ニホンという国は
リカバリーが難しい」


て所です。


これは

失敗を恐れて
大胆に挑戦したり
パイオニアになろうという人を潰します。


この漫画では
中学生の女の子が
自分の人生はもう終わった
と諦めかけてしまいます。


「個と公」

とかいう風潮、
例えば
電車の中で化粧直しするなとか
路上で携帯電話いじるなとか
保守派やタカ派のオッサンが騒ぎだしてから窮屈になってきた感があります。


脚本家の内館なんとかさんが
シングルマザーのドラマを書いた時、

「シングルマザーが花を買ったり
ネックレスしてるのはおかしい」

とクレーム電話がたくさん来たとエッセイに書かれていました。


世間の方々は

シングルマザーはドラマの中でも

おしん

でなきゃ許さん!

という…………どんだけ頭固いねん。



最近の青年漫画
ホストやらヤクザやら
いわゆる
「底辺とされている人達」
がテーマの物が多いです。


代表取締役島耕作

なんかは
すごいね
すごいんだろうね
けどリアリティーないし
エリートになるためのハウツーが書いてある訳でもないし。



闇金ウシジマくん


をザッと読みましたが
作者は
取材対象や社会問題に対して
絶妙に良い距離を置いています。


「人並み以下なのに
人並みの生活してるヤツラが許せねえ」


一円単位まで
キッチリ返済させる所なんか
もうスパイナーみたいな美学の域に行ってます。


毎朝、
5万円を借りに来るパチンコ依存症の主婦達。


あらかじめ金利を抜いて
3万円だけ歌詞、
返済出来なければ
パチンコ屋のトイレで売春させてでも返させるエピソードですが
これが鬱を誘うのではありません。


そんな風に
自転車操業どころか、
火の車で尻にも火が付いてるのに
それでもパチンコを止められない、
パチンコをしてないと退屈で死ぬと
毎朝借りに来る主婦達、
こうした人達は
人生が終わりかけているのに
直視したくないのか
さらにギャンブルにハマって行きます。


それでいて
ウシジマ社長は
人生のやり直しを決めた
フリーター生活保護受給者には寛容です。


元本はもっと多いのに

「毎月キッチリ5万円返しに来い。
そうしたら1年で許してやる」

と(ウシジマ社長にしては)甘い採決をしたり、
生活保護受給者同士で起業した若者に

「駅まで遠い。
けれど真っ直ぐ歩いて行けば着く」


さりげなく励ましたり。



カッコいい!!


反面、
闇金はそもそも違法」
な事を利用する人間を大変な目に遭わせたりします。


なりたい自分を誤り、
他の債権者に殺されたらしい顧客の話を聞いて

「そうか」

と言いながら
何となく悲哀を表情を浮かべるシーンとか
惚れそうになります。


「テレクラくん」

では
安い金額で売春している母親と
ネットカフェで暮らす、
その娘のお話です。

「私はママみたいになっていく」

と絶望している娘に

「孤独を受け入れろ。
大人になれ」

と諭します。


結果、
娘は
自立出来ない母親を捨てる事になります。


「やり直したい人間は
やり直せる」

というエピソードも多く、
全巻読んでると
鬱になったり救われたり
精神的に忙しい状態にさせられます(笑)。


「陽のあたる家」


貧困で荒む家族が
「人としての尊厳」

どう取り戻すかまでの道のりが書かれています。


いかんせん、
テーマの割りにページが少ないからか、
父親の苦悩や
自立支援への道がイマイチ掘り下げられてないのですが、

生活保護とは何か」

という入門書として
ひじょうに役立つ漫画です。


生活が苦しくて死にたいとおもっている方。


まずは

「とりあえず明日も生きてみようかな」

と思って下さい。


そして
支援団体に
ぜひ相談なさって下さい。


「働けない・貧困な状態なら
死んだ方がいい」


みんなが思うような国は
先進国ではありません。


闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)

闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)







読んでくれて
ありがとうございます。