封神演義～国によるエンタメ性～

秋雨流れる千葉県某所から
こんばんは。

YouTube他
海外のサーバーで
日本では未公開の映画やドラマを見ていました。

「妲妃（だっき）」

は有名で、「傾国の美女・悪女」です。

よく漫画の題材になってます。

多分、
日本で一番親しまれていた有名な作品は
ジャンプの漫画です。

ただ、漫画の原案みたいな物になった本の訳が安能氏で
この人の訳はちょっと……と否定的な意見が多いです。

それと
中国では創世の神様が「女禍」とゆー、
ウルトラマンの数倍でかい女神なんですが、
この女神様のビジュアルは
諸星大二郎先生の方が私は馴染みやすいです。

ところで、
とあるレディースコミックを立ち読みしたら妲妃ネタがわんさか。

嗜虐性（ドS）のある美女

てのは昔から人を惹き付けます。

が、レディースコミックって
ホントにヒドイ。

殷の紂王をそそのかして堕落させて
結局、国を１つ消滅させてしまい、
これは人間技ではない、
怪異や妖怪だ！

妲妃は実は
九尾の狐の化生であり…………てのが
何でだか日本に逃げてきて「玉藻の前」になり、
正体がバレてバトルの末に蝉になったりバレたりして結局石になり、
更なるお話は、
後はKindleで（無料ですので）お読み下さい。

玉藻の前

妲妃は
娯楽のためにいろんな人を処刑にしますが、

自分を悪く王に進言した臣下への腹いせとして、
その息子を殺して餅にして食べさせます。

その「餅」なんですが

件のレディースコミックでは
こーゆーのが。

え？
人って
こんな白い餅になるの？

それともパオズ（肉まん）？

本によると

「肉餅」

とあります。

つまり、ハンバーグみたいな物です。

失笑してしまったんですが、
32ページほどの尺で（漫画でも尺と言うのかどうか）、
その一生は難しいんです。

ましてや
当時の建築や衣装の資料調べもあるでしょう。

多分、エディターか担当さんが
適当な要約を渡して
それでも
漫画家さんは一生懸命描いたんでしょう。

んで、「酒池肉林」をやったとありますが、
古代中国のいろんな文献に
何とかっつー寵姫がやったとあるので、
妲妃が初めて行ったかどうか分かりません（そもそも妲妃自体の存在が不明）。

逆に
現代でハリウッドセレブが
プールにシャンパンを満たし、
廻りに木を置いて
枝からたくさんケンタッキーフライドチキンを吊るして
みんなで乱交パーティーしたと聞いても
陳腐過ぎて
すごい悪徳な所業とは思えない時代です。

んで、
最近の中国は
自国の歴史物ドラマに力を入れてるようで
見てみました。

別のドラマの妲妃。

ベリーダンスしてるよーにしか見えない。

こっちの「封神演義～復讐の妲妃～」は
衣装からCGから
かなりお金がかかってます。

ただ、
小説もそうなんですが
中国って

「大河ドラマ」

が好きなんですよね。

オッサンとジーサンが二人出てきて
これからの作戦の相談してるんだけど
画面だけだと
何の変化もなく15分間くらい
話してるだけのシーンがあったり、
紂王が
妲妃を無くして嘆く一人芝居が延々と続いたりします。

中国の人は小説でも短編、
てのは損したような気持ちになるそうです。

それで
すっかり世界観にハマったワタシ。

原典を取り寄せてみました。

漢文。

高校生以来。

読めるかぁあああああっ‼

いつも読んで下さって
ありがとうございます。

過ぎたるは及ばざるごとし、
悪女もテキトーな所で止めとけ（by孔子）⬅？

水