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夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

デイサービスの紙の月。

世相

皆様、おこんにちは。

前回の「男性編」です。

デイサービスに来る、いわゆるお年寄りの男性は
デイサービスに来る事自体が嫌だったり
他の人と交流を持つのを避けてたりします。

言語障害があるAさんがポツンと座っていたので
隣に座り
筆談で話しかけました。

水「今日は寒いですね(筆談)」

A「うん(筆談)」

…………。
これはキツいなぁ…………よしっ!
と取り出したのはタブレット

目を輝かせるAさん。
A「(筆談)それは何?」
水「タブレットです。
でっかいスマホで、小さいパソコンと言うか。
キーボード開きますね」

すると難なく打ち込める!Aさん。
「(キーボードで)昔、タイプライター使ってたんで何となく分かる」

そこへ
「お、何か見たことない機械で楽しそうな事をしてる」
と近くに座るBさんCさん。

Kindleを見せたり動画サイトを見せたり写真撮ったり。

…………しかし、男性って、いくつになってもガジェット好きだなぁ…………。

B「水さん、さっきマダム達と盛り上がってたけど」

水「はい。結婚してからも誘惑があったのかという質問をしまして」

A「(タブレットで)最近、誘惑されたか、身近な人が誘惑された?」

のわあああああああぁっ‼

何故、分かる⁉
経験値の問題?

C「正直言って、男の方が誘惑多いんだよ。不景気だから」

水「は?」

B「孫みたいな年齢の若い相手と再婚する年寄りって、圧倒的に男なんだよ」

A「(ググって)後妻業ね」

水「お金があるから……ですか?」

B「それと、『若い女とラブラブ』って

男 の 夢

なの。

中年になると男は性欲衰えて家庭に戻るけど、女性は逆だし」

C「古典文学で不倫物で
男が主人公の物で名作が少ないのは、エロスに傾いてるからだね。
女性が主人公の場合、社会進出やらいろんなテーマが同時に進行してるから。
男の場合、アッチの話だけ。
愛の流刑地』『失楽園』とか、私はラストで大笑いしたよ。
誰も幸せにならないから」

A「(めちゃくちゃ打つのが早くなってる)派遣社員の管理をしてた時があって、すごかったよ。
土日省いたシフトや時給50円アップのために
『今夜好きにしていいから、お願い』
て」

水「それも、何だか悲しいですね」

B「多いの。それと、今の亭主が嫌だから
適当な誰かに乗り換えようって主婦も。

『相談があるから家まで来て。今夜、夫は出張でいないから』

って、私は怖くて行かなかったよ(笑)。
って言うか、自宅に連れ込もうてスゴい」

C「男は割りとよくやるよ。自分の買った家は自分の物って意識だしね。
逆に、自分の家に連れ込んでまで既成事実作りたがる女って
パッと見た目は弱々しい野の花みたいなタイプなんだよね」

水「それで、男性もホイホイ『相談』に乗るんですね」

A「けれど、よく考えてごらんなさい。
野の花、特にタンポポなんか


アスファルト割って咲く


んだよ。
弱々しくも何ともない」

水「ブッ(笑)」

B「私の歳で、若い女と再婚、てなると
子供や孫が黙ってないよ。
遺産の分与でめちゃくちゃモメる。
そうした事をクリア出来るように、たいていは誰かが入れ知恵してるね」

C「私は爺だが『老婆心』で言うとね、あなたみたいに
ケア型の仕事してて、そこそこの収入があると
パチンカスや経済力ない、若いろくでなしの男が寄って来やすいのよ。
んで、そうした男は実は『真実の愛』を探してたりするの。
それで上手くいかなく別れても、しつこくなるのは、たいてい男だね」

B「男のクソみたいなプライドが、そうさせるんだけど、女性は切り替え早いし」

A「『女はみんな同じ』とか、困ったロマンチスト。
逃げても不幸が回って来る」

C「『紙の月』みたいに、ぜーんぶ、自分の魅力だと勘違いすると、映画のラストみたいなる」

B「若い後妻は最初は楽しいだろうけど、年齢的に釣り合ったパートナーって大切だよ」

水「子供の頃に見たテレビの番組とか、思い出を共有出来る、というような、ですか?」

C「そうそう。そうやって、互いに白髪になって、しみじみとお茶でも飲みながら
『いろいろあったねぇ』
と言える相手」

A「結婚は生活でもあるけど、長年支えてくれた嫁は大切。
あなたは見るからに
アスファルト割って咲く野の花」

ABC「(ドッと笑い)」


周りにいたヘルパーさんたち
「…………(スゴい会話)(;・∀・)」


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郵便配達は二度ベルを鳴らす」のポスター。
首絞め合ってるようにしか見えない。



いつも読んで下さって
ありがとうございます。

やっぱり、人生の先輩には叶いませんわ。