オカマバーで働いた時の話。
ようやく豪雨が収まった千葉県某所から
おはこんにちは。
「さびしすぎてレズ風俗にいきましたレポ」
を読んで思ったのですが
今時の若い人は本当に
真のメンヘラでもないのに
しんどそうです。
筆者の永田さんは
普通の家庭の普通のお嬢さんなんだな
と思います。
なんつーの
「バイトでもいいから何かに所属してないと不安」
て
これは真面目な人のモノで
男で引きこもりやニートは
もっとどうしようもないです。
28才まで性的な事は皆無で
けど、男性とは嫌だからレズ風俗、てのはよく分かります。
男って、ゴツいしゴワイし、これだけ経験がない女性が、うっかり乱暴な男に当たったらトラウマです。
私は上京して
ちょっとの期間だけ
オカマバーでバイトした事があります。
よく知らない人に誘われて行ったバーで
仕事を探してると言うと
ママさんが
じゃあ、うちで働かない?
と言ってくれました。
ただし
「男のフリをしてね」
(;゚д゚)ガビン
えと、どうすれば(オロオロ)。
「喉仏が見えない服で、あんたは声が丸っきり女の子だから、なるべく喋らないように」
かくして、「女性になりたい男性のふりをしている女性」とゆー倒錯した状況に。
話すときは和田アキ子調で
「はあ!ひ!ふへほおっ!」
と無理に低音。
メイクもそれらしくしてもらいました。
んで、使わないからとメイク用品やアクセサリーをたくさん頂きました。
「サンドイッチも作れないの⁉
んも~っ‼今の若い女の子はっ‼」
「ニコニコしてなさいっ!」
「お客さんをくつろがせてあげなさいっ!」
スパルタな日々。
ラストの日、バイト代を頂いて
「短い間だったけど、ありがと。
助かったわ。
今日はあなたの好きなものを作ってあげる」
と言われて、私が頼んだのは
「焼いた玉子が入ったサンドイッチ」
でした。
関西ではよくあるメニューです。
そして、私の母親が
まだ普通だった頃、よく作ってくれたメニューでもありました。
そしてママさんの作ってくれたサンドイッチを食べながら
私はボロボロ泣いていたのです。
ママさん「あらら、どうしちゃったの」
水「懐かしくって、ふうねることわはらふ(食べてるので発音不可能)うっうっうっ」
ママさん「あなたね、もっと自分を大切にしなさい。
そしたら、大切にしてくれる人が現れるわよ」
と笑われました。
この「さびしすぎてレズ風俗にいきましたレポ」にも
同様の言葉が出てきます。
そして、その通りになりました。
人って、自分の大嫌いな部分と
好きで好きでしょうがないナルシストな部分を多少なりとも併せ持ってる思いますが、私の場合はそれが極端過ぎてます。
自分がしてもらって嬉しかった事や気持ち良かった事を
他人にすれば良いだけだったのね
と気付いたのは
すごく後になってからでした。
ママさんはいろいろ見抜いてて
よく、私の頭を撫でてくれたりしました。
それと、バイト自体は
すごく楽しかったです。
ママさん、ありがとうございました。
とびっきりの居場所を探す?
自分で作るのよ!
とゆーぐらいのガッツが
ゲイの人にはあります。
いつも読んで下さって
ありがとうございます。
焼いた玉子入りサンドイッチを
相方の実家でご馳走になりましたが
相方のお兄さんが作ってくれました。
男性全員、料理が得意な家系で
ヨメの私は、あうあああ。
水