夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

暗い波間と仏間の子守唄。

今週のお題「ちょっとコワい話」

相方の実家のある街には、人魚の伝説があります。

有名ですが、人魚が出たそうです。

そして、人魚の肉を食べて不老不死になり、八百年生きたと言われる八百比丘尼の伝説です。


諸国を放浪し入定(食を絶ち自殺)したと言われる祠があります。

相方を伴いgo!


入り口も中も、小さい洞窟です。
めっさ湿ってます。

相方が(霊感だとか、そういう話は嫌いでスタンドも持たない)青い顔で
「…………俺は入りたくない。ここで待ってる」
と珍しくビビってます。

私一人で中へ。


いきなり携帯が誤作動開始。
連写モードへ。

水「…………(ヒェエエエエエエッ)
((((;゜Д゜)))」


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(ソッチの方から
「見る分には問題ないけど、拡散してはいけない写真だから、ブログに貼る以外に使用しないように」
と言われた1枚)

石碑にお参りして入り口へ。

相方「たくさん蚊に食われたよ~。
けど、何か男が入るのはダメと言われてる気がして。
それに…………この祠はいわくがあって」

水「どんなっ⁉」

相方「まず、地元の人間があんまり来ない。
観光名所なのに。

昔、小学校を建てるに当たって中に祠を置く形にしたらしい。
それで、『いろいろ』あって
小学校の方が位置を変える事にした」

水「『いろいろ』って?」

相方「あんまり良くない事。

担任が体育の先生だったんだけど
体育の授業で

フリーキックは、こうやるんだ!見てろ!
シューーーーートッ!』

と華麗にキックしたら、すごく良く飛んで、サッカーボールが



海に落ちた。


『よしっ!オレが取りに行く!』

と先生は服を脱いで、フェンス越えて海に入ってボール取りに行った。





真冬の2月に」


水「……………………(『悪い事』なのかしら、それって)」




そして、相方の実家界隈は廃虚だらけ。


相方の実家は元は商家です。
神棚も仏壇もあります。

二階の部屋で寝てたら



♪あんたがた、どこさ
肥後さ
肥後どこさ
熊本さ♪

と歌う幼い女の子らしき声が複数。

は?
こんな夜更けに手毬歌?


声が近くになって来ます。


♪かーごめー、かーごーめー♪


商家って座敷わらしが居るとか、いや、旅館が多いとか、いや、旧家なら居るとか、いや、この間、甥っ子Aが建て替えしたばっか…………白い振袖と赤い振袖がひらひら見えます。






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水「(ギャアアアアアアアアアアアーッ!!!!)…………一緒に遊ぶ?」

うっ、体が動かない。

こ、こ、これは脳が覚醒してても肉体はまだ眠ってるとゆーヤツで
断じて金縛りなどでわっ!


座敷わらしA「…………帰り、付いて行きたい」
座敷わらし「他の街も見てみたい」

水「うん、いいよ。千葉県なら海もあるし古い建物もあるし。あ、仏壇ないけどいい?」


座敷わらしは仏間や仏壇・神棚がない家、あっても手入れされていない家を嫌うと言います。

逆に
働き者の多い商家、仏間・仏壇・神棚のあるおうちが好きだそうです。

有名な逸話ですが
座敷わらしが居る家は繁栄するそうです。


それで


家に入れて、家人が仕事を怠けるようになったりすると
愛想を尽かして出て行くそうです。

出て行かれると
その家は没落します。
追い出す事も不可能です。

土地ごと引っ越すしかありません。


水「うちは商家じゃないけど…………ううううう動けない(金縛れ中)」

座敷わらしA「大丈夫」
座敷わらしB「大丈夫」


何がどのように「大丈夫」だったのか。

いろいろあって、この間


相方、テレビに出ました。


いえ、ほんのちょっとの時間です。
ビジネス系の番組です。


そして


何か恐くて、夫婦共に番組見てない。


座敷わらしですが、今も家に居るみたいです。
その夏以来



飼い猫が空間に向けて前足を
チャイチャイ
と動かしてたりするし。

仏壇代わり祭壇代わりの棚の上(作った)の
お供えに困る事がなくなったし。


皆様も
座敷わらしを探して下さい。



人魚伝説 (「知の再発見」双書)

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美麗なイラストが多い本。

鬼灯の冷徹(11) (モーニング KC)

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10月からのアニメが楽しみ。

で、主人公の源義経
いつモンゴルへ行ってチンギス・ハーンになるのでしょうか。
それとも、どこかへタイムスリップするのでしょうか。
この源義経一行が旅する姿を、八百比丘尼は見たそうです。



いつも読んで下さって
ありがとうございます。


夢は夢~♪