夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

大人用オムツは尊厳を損なうのか、着けてみた。

皆さま、おこんばんは。

スター&ブクマ、本当にありがとうございます。

もう体調がスットコドッコイで、あうあう。


仕事でよく、相談されるのが

「いい紙オムツはないか」

が多いです。

よくある問題は
「洩れる」
「外出が不安」
ですね。


お恥ずかしい話ですが
私は一回、外出先で大量の尿失禁した事があります。
何か、筋肉の緊張を解く薬を飲んでたせいで…………当時の主治医から説明を受けてなかったので
タイムマシンあれば主治医を紙オムツでひっぱたきたいです。

女性の場合、出産のせいで
ただでも骨盤低筋がゆるくなります。
そして尿道が短いのもあって、失禁しやすくなるし
いわゆる「トイレが近い」という状態になります。

男性も「出ないのに尿意がずっと続く」という人が多いです。

尿道カテーテルを入れると
異物感で余計に本人は不快、夜中に引き抜いてしまったりします。

これは筋を鍛えるのが一番です。

立って手は何かに捕まって
踏ん張ったまま肛門をキュッ!と締める運動をします。

いわゆる「寝たきり」に近い方の場合、出なくなるのです。

ウンが。


歩かなくなると大腸に血液が回らなくなり、腸の動きそのものが低下します。
浣腸などをしてしまって「出口の栓が抜けた」場合、阿鼻叫喚の図に。

介護者さんの負担も大変です。

だ、そんなにオムツは不快なのか試してみました。

介護施設や市の配給などで、よく見るメーカーを試してみます。

まずは紙パンツ。

悪くはありません。
少なくとも
「外出中に漏れたらどうしよう」
という不安からは解消されます。
音もガサガサうるさくないです。

ただ、これは便はあんまり吸わないんですよね。

それと、シワシワですから
コンシャスな服装は出来ないです。
これにパットを当てておくと安心は安心なんですが


蒸れる。

ゴムで痒い。

尿漏れが心配なら厚手の生理用品でも良いかと思います。

次は尿取りパットと紙オムツ。

これらはセットで使う事が多いです。

紙オムツが少し高いので、尿だけならパットだけ取り替えられるようにしている事が多いです。

これの欠点ですが


一人で着脱が難しい


所です。

それと、尿取りパットは文字通り、尿はよく吸いますが便は吸いません。
それで紙オムツと併用になります。

これで外出は…………夏は暑い。
重い。

便が緩くなる病気や一時的な使用ならいいのですが
この上に服を着るとすると
ズボンの方は介助の人がいないと大変です。

それと、紙オムツはかなりピッタリ巻いておかないと、こぼれます。
着替えが必須。

布オムツを使ってる施設もありますが、これは外出不可能です。

それと、こうした物にはポリマーがふんだんに使われてて
蒸れるしスキントラブルの原因になります。

寝ている時間が多い方は、ドライアップと言って、1日1回は外して乾燥させます。

それと
紙パンツ、紙オムツですが


寝てると出ない



事が多いです。


尿も便も
上から下へ動くので
時々、ポータブルトイレに座る必要があります。

紙オムツの場合は、割りとガサガサします。

臭いですが
よほど大量に出さない限り大丈夫です。

「頻尿・トイレが近い」
という方は、車イス生活で腹部が圧迫される事と
「尿意も忘れる楽しい事」
もなく、関心がソッチにしか向かないせいもあります。

肌触りはどれも生理用品と同じくらいでした。

それで、定期的に下剤を飲んでるので
その時に試してみました。




痒い。



痒い。


激、ケツが痒い。


そして、ズドンと重くなります。


これらを着けて、1日歩いてみましたが
スキニータイプのジーンズやコンシャスなワンピースは着けてる線が響きます。

結果として、フレアータイプのスカートやダボダボズボンになりますが
これはお洒落が出来なくなるという事なので
やっぱり着け方に工夫が必要です。

精神的な頻尿の場合や他
バルーン・カテーテル尿道口から入れるのですが、これは尿が勝手に尿を溜める袋に流れて行きます。

は足首に付けられるタイプのもあり
長時間の外出でも
マメに中身を捨てられるなら試すのもありかと思います。

ただ、長時間の電車や飛行機の移動にはどうすれば良いのか課題があります。

そしてカテーテルを入れっぱなしにしてると
膀胱の括約筋が低下するのと膀胱そのものが小さくなってくるので、その予防として時々、管をクリップで留めたりします。


つくづく思ったのは

自力でしたい時にしたいように排泄出来ないってのは
結構、辛いです。


介護用の服にお洒落な物が少ないのは
「介護してる人が介護しやすいように」
が最初に来てるからです。

紙パンツや紙オムツの人にこそ、お洒落が必要なんだと思うのです。

そしてトイレの事で頭が一杯にならないように
足のマッサージをしたり
手芸などを勧めます。

男性の場合、仕事しかしてこなかったという人には(趣味がない)
ガジェットいじりや読書を勧めてます(タブレットで読書が一番、楽しそうでした)。

研修で、車イスで1日あちこち移動した事もありますが



公衆電話ボックスに入れない、公衆トイレに入れない(しかもバリアフリーと書いてあるのに)


という時には
さすがにブチ切れました。

入店お断りの飲食店も結構ありました。


いつかは来る老後。
どうありたいか、今からシミュレーションするのも悪くはないと思います。


いつも読んで下さって
ありがとうございます。


車椅子生活の方で

「ラーメンを食べに行きたい」

とおっしゃる方がいらしたので、車椅子でも入れるお店を探して、さて次は、という時に亡くなってしまわれた時は
本当に後悔しました。