「迷惑だから連絡してこないで」と父に言われた件。
皆さま、おはようございます。
軽~く、10年以上前の話です。
用事があって実父の連絡先を
あちこち辿って電話した時のお話です。
父は四回目の再婚で、ようやく落ち着いて
仕事も家庭も安定していました。
で、初婚の時の子(私は2回目の結婚で出来た子供)から電話があって
今の奥さんが嫌な顔をするのと
初婚の時の子が私に会いたがってるけど、そーゆーの迷惑でしょ?
だから電話して来ないで
と言われて
私としては
「はあ、まあ、そうですね」
と答えるしかありませんでした。
って言うか、用事は伝えたし。
電話を切って
親子ってのは実体伴わないモンだなぁ
と黄昏ておりました。
相方「お父さん、何だって?」
水「『もう連絡してくるな』と」
相方「…………………………………………。
ちょっと、お隣に行ってくる」
水「へ?」
相方「お隣の坊やから
金属バット借りて来る。
あなたのオヤジを殺しに行く~っっっ‼」
水「わあ、止めて。
気持ちは嬉しいけど、『犯罪加害者の家族』になるのは嫌ぁ」
相方「じゃあ、
そして出勤前にブッかけてやる‼」
水「それも止めて(笑)。
んー。まあ、父の気持ちも分かるのよね。
何をやっても続かなかった人が
中高年になって、ようやく理解者になってくれる人を見付けて落ち着けたし。
『血縁』だけで、会いにも来ない子供なんて、面倒臭いてのは分かる」
相方「……………………それにしても、ひどくない?娘なんだし。
…………………………………………分かった。
俺があなたの父親になろう!
娘よ!この胸に飛び込んでおいで!」
水「……………………私は別に『お父さん』が欲しい訳ではなく」
相方「カッコいいな。
じゃあ、お兄さん」
水「余計にいらん。んー」
相方「あなたの『理想の男性』がイマイチ分からないのですが」
水「恋人なら、ルパン三世」
相方「え゛っ」
水「自由にあちこち行ってるし、楽しませてくれそうだし、何よりおねだりしたら
何だかんだ危険な目に遭っても、それを盗んで貢いでくれるし。
ただ、『夫』としてはどうかなぁ。
『いいお父さん』にはなりそうだけど」
相方「世界各地に、現地妻と隠し子がいそうだけど。
ああ、あなたは『父親に癒されたい』とはもう考えてないんだ」
水「もう大人だし、それに私は忙しい」
相方「…………ハード・ヴォイルドだ」
チャンドラーにしろ、ダシール・ハメットにしろ
クールな探偵はたいてい孤独です。
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いつも読んで下さって
ありがとうございます。
峰不二子は恋人と言うより、やっぱり『理解者』なんでしょうね。