夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

女子校出身の母親に女子校へ放り込まれた娘が「必殺仕事人」になった理由。

まずは
他ブログの御紹介。

http://d.hatena.ne.jp/white_cake/touch/20140912/1410524247



ようは
「娘の器量が悪い場合、
共学だと
スクールカーストの下にやられたり
いじめにあう可能性があるから
女子校に入れろ」


とゆー主旨です。


読んでて

(゜ロ゜ノ)ノ


になったのは


「ブログ主は
そんなに不細工で結婚なんか絶対出来そうになくて
将来幸せになれっこないのに
何で笑ってるの?」


と純真な瞳で聞いてくる男子中学生でした。


単に子供ゆえの残酷さ

もあるんですが
こうした価値観を抱いたまま成人する子供もいます。


男の子場合はこの

「人生というリングにおいて
いかに他の男子より勝ちを示すか」

という事に心血を注いで
そのままオッサンになる人も結構います。

女の子は
いつか自分でも子供産んだり
中学生の頃はどんなんでも
結婚は普通に
望まれて出来たりするし。


んで、
こうした
「○○だから、将来不幸決定」
てな価値観のまま成人した男は

誰と結婚しても

「ワイフ・オブ・トロフィー」

ですから

「この程度の女しか捕まえられなかったオレは恥ずかしい」

と浮気に走り
DVに走り
老後は孤独です。



似たような事をわたしも味わった事があります。


んで、
二十歳の時に
地元の盛り場の
小さいショーパブみたいな所へ
知人男性が連れて行ってくれた時の事です。




前座に
すっげえ
つまんない漫才やってる二人組が出て来て

アレ?

と思ったら



中学生の時


「水はブスだから
将来、
恋愛も結婚も出来ず
孤独な老後が待ってるのに
何で笑ってられるの?」

と聞いてきた男子でした。



わたしは気付かないフリをしましたが(大人の対応)、
向こうも気付いてたようです。


何でかって言うと
急に漫才の内容が
自虐的になったから。



商業高校中退して
今までロクな目に遭わず
何とか芸人として頑張ろうと思ったけど
そっちの才能もなさそうだし
オレはどう生きて行けばいいの


と漫才の相方を放置して
長々と喋りだす。


寒い店内がますます寒くなり、
司会が無理矢理終わらせて
カラオケコーナー開始!


結局なりました。


「ブスだから将来終わってる」
「成績悪いから未来はない」

って価値観ですが
これって
その人の人生を狭くします。


「この子、
顔は美人じゃないけど楽しい」

とか

「この人はお金持ちじゃないけど
すごく優しいな」

とか
そうした他人の好ましい部分を見付けて
分け合った方が
心豊かに暮らしていけるんではないでしょうか。


「制服をいかに格好よく着こなすか」

に命賭けてると
ほんの数ミリの前髪の長さが気に入らなくなったり
スカートの丈が嫌だからと一日ブルーになったり、
長じては

「みんなが持ってるから」

と欲しくもないブランドバッグのためにバイトに明け暮れたり、
女子会やロッカールームでの
持ち物チェックに神経すり減らして
仕事が出来なくなったり。


人生のほとんどは
寝てるか仕事してるかな訳ですから、
どうでもいい対人関係に飲み込まれないように
わたしはしてます。


わたしも女子校に行ってたんですが





他校のスケバン女子が
ワザワザ会いに来ました。


何故ならば
その頃のわたしのニックネームは











「チャボ殺しの水」。






「○年生の水って子、
呼んで」


金髪パーマにロングスカートの
キレッキレの不良が来るのです。


そんで
実物のわたし
校則通りのダサダサスカート丈に
校則通りのダサダサみつあみのわたしを見て


「…………え?
あんたが『チャボ殺しの水』?」

と驚くのです。

当時のこの地域で

「チャボ」

とは
イケてる不良男子を指すスラングでしたが、
ダサダサ女子高生のわたしは
どう見ても
ダサダサ女子高生。


「ああ。
変なあだ名のせいで勘違いされたんでしょう。
誰にも言いませんので
どうぞ
お帰り下さい」


キレッキレの不良少女を
慇懃無礼に追い返すわたし。


「チャボ殺しの水」

ですが
わたしは寮生でして、
ある日、
寮から借りた自転車で友達の家に行って
慣れない山道の坂を走ってて











そのまま
下り坂で降りて行って







友達の家の鶏小屋に突っ込んでしまい






鶏小屋は撃破
鶏まで悲惨な二次災害の犠牲にしてしまった所から付いたあだ名です。


種類が違ってたら





「レグホン殺しの(略)」


と呼ばれていたでしょう。


青春の後ろ姿は
たったの三年間。


それを
他人の評価より
正しく楽しめるなら
共学女子校男子校でも
何とかなると思います。



桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)

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いつも読んで下さって
ありがとうございます。






友達も含めて
家族の方からは
大変心配され、
寮の舎監からも弁償しなくて良いと言って頂けました。


定年前に
何か母校に寄付しよ。