八万円の靴。

年末ですね。
ふ（ニヒルに微笑む）。

どこもかしこもデスマーチです。
ある程度は仕方ないんですけど
スタッフが仕事量の多さにブーブー言います。

私が
中間管理職の人から頼まれると断れないのは
相方のせいです。

で、相方が突然言いました。

相方「あなたにも靴を買ってあげる」

水「スニーカーで良いし、去年のブーツも気に入ってるからいい…………『あなたにも』？」

相方「会長がひっそり小遣いくれたんだ。
『家計に廻さず自分に使え』
って。
こういう時は忙し過ぎて
床屋に行ってなくて髪の毛ボーボーとか
外見がだらしなくなってる時なんで
んで、東京で
ふっと目についたんで靴を買ったんだ。

八万円の。

履いていったら、取引先の人が

『あ、良い靴ですね』

と会話が弾んで

○千万円の仕事になった。

実は靴はアウトレットで買ったから
本当は五万円以下だったんだけど

例えば五万円の靴なら

五万円の場所、相応しい場所に連れて行ってくれるとラジオで聞いた」

水「どんだけ小遣い貰ったんだ。
コートや服ではダメなのね。
アパレルの値段の付け方、アバウトだから」

相方「俺の見てきた感じでは

エリートは茶色の高級な靴を履いてる

のが共通点。

それでまた、小遣いくれたから
あなたに靴を買ってあげる。

ローファーでもローヒールでも」

水「ローファーなんか履かないよ。
他のサービスで代替可能な話でしょうか」

相方「（￣～￣；）うーん。
エステとか、形に残らないからなぁ。
本や希少価値のある映画DVDとか」

水「『UFOスペシャル』が欲しいのですが。
つくも神や地母神がどう思われるかは分かりませんが」

相方「Amazonとかでデジタル化されたら効くかどうか」

そして数日後。

相方「…………取引先の人で

『グループでUFOにさらわれた』

って人がいてさぁ」

効果出たぁああああああー！
(@￣□￣@;)！！

水「会わせて！
その方に会わせて！インタビューさせて！
アブダクションは日本で少ないので
ぜひに！
何なら金一封出すから！（必死）」

相方「とりあえず電話する。
理解者が少ないって仰ってたので。
……もしもし、○○さんですか？
お忙しい所を…………昼間のお話をしたら
家内が話を聞きたがってまして……はい、代わります」

水「お忙しい所を本日はお日柄もよく、相方の家内です。
ああ、はい。
疑っておりません。
とりあえず、日時や場所など、後、拉致されたグループの構成メンバーの
年齢や男女の性別…………えええええっ!?

それ、ブログに書いてもよろしいですか!?

（盛り上がり中）

はい、ではよろしくお願いします」

相方「宇宙の彼方へ連れて行かれるの？」

水「さすがに、それはないと思います。

『宇宙兄弟』
みたいなのは、汲めども尽きない前向きで純真な心が
まだ見ぬ地を踏ませる。
宇宙飛行士さんがリタイア後
神父さんになる率が多いのは
神の目を少し獲得したからじゃないのかな。

それより、一番すごいのは

『最近業績落ちて来てるなぁ……。
よし、あいつに小遣いやって稼がせよう』

と巡りめぐって得をしている会長さんなんじゃないかな」

相方「あ゛」

自営業や起業してて、誰かに手伝ってもらってたり従業員いる人は
おひねり、はずむとハイ・リターンで帰ってくるかもしれません。

営業マンおよびサービス業の方向けの漫画です。

いつも読んで下さって
ありがとうございます。

水