夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

横溝正史先生の金田一シリーズ。

お題に釣られてやってきました、
千葉県某所から
おこんばんは。

小学生の時にハマったのが金田一シリーズです。

え?

嫌な小学生だって?

しゃーないじゃん、私の家庭はファッキン・ブロークン・ファミリーで
毎日大変だったし。

今みたいにゲームないしパソコンないし
テレビは時間制で禁じられていたし
読書と勉強だけが現実逃避出来る手段でした。

そら「あしながおじさん」とか「赤毛のアン」とかも読みましたよ。

それで私にも
あしながおじさんやアンの養父母みたいな人が現れないかなぁ
と思って
その後で泣きそうになってました。

そんな人は現れないって
子供心に知ってたし。

だから想像の中でファッキンなファミリーを
あの手この手で殺してやろう
ついては警察に捕まらないようなトリックも考えて
うーんとすごい無惨絵のようにしてやろうと
行き着いたのが金田一シリーズ。


特に好きだったのが「真珠郎」でした。
若い頃の美輪明宏さんに演じてもらいたかったです。

ジメジメした狭いコミュニティーとか
離れたくても離れられない何かとか
もう、身動き取れない犯人の気持ちがよーく分かるのです。

それと、横溝先生の書く女性の優雅なこと。

所帯臭くない人ばっかり。
ヒステリーも起こさない。

趣味は編み物、と後に横溝先生のプロフ見て、妙に納得しました。

近親相姦ネタも
「そうなっちゃった理由」
がゾクゾクするほど納得出来たり
これで読書感想文出したら
洒落の分かる先生で
百点もらえました。

ああ、スケキヨのマスクが欲しい
と夜中に小麦粉こねて顔にパックしてたのが懐かしい。

やがて、横溝先生以外の推理小説も読むようになり
人が推理をしたがるのは
もう本能なんじゃないかと思ってました。

金田一耕助は永遠です!


今夜も
悪魔が来たりて鞠をつく(……あれ?何か違う?)。


金田一耕助TVシリーズ 真珠郎 [DVD]

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