夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「鬼滅の刃」の社会学~その7 我妻善逸~

ヘンな美少年善逸ほど、妙な説得力のあるキャラは、この作品にはいません。怖がりで、ギャーギャー(汚い高音)やかましいし、女の子好き。なのに、人気は作中一番です。 いわゆる「ギャップ萌え」だけでは説明出来ない物があります。 大正時代なのに、今風の…

「鬼滅の刃」の社会学~その6 竈門禰豆子~

彼岸と此岸を渡る乙女 禰豆子は鬼でありながらも人を食べる事なく、時には兄とタッグを組んで、他の鬼と闘う少女です。これは往来の「魔法少女」「戦闘少女」の系譜をなぞっているように見えて、実は少し違っています。知的には幼児にまで退行しつつも、兄は…

「鬼滅の刃」の社会学~その5 竈門炭治郎~

中心の曖昧な主人公 炭治郎は、ひじょうにプレーンで、かつまたイノセントな魅力ある「正しい」主人公です。作者の呉峠先生は、デビュー作の「過狩り狩り」に出てきた主人公、富岡義勇のプロトタイプみたいなキャラを、そのまま使う予定でした。 このキャラ…

「鬼滅の刃」の社会学~その4 復活のための物語~

炭治郎の「Bad end」へ至らなかった理由なのですが少年漫画だったからだけ、だとつまんないですよね。 すみません。それまでは、家族を惨殺された仇討ちと、鬼にされてしまったけれど、たった一人生き残った妹を人間にするための、辛い旅路でした。ここで「…

「鬼滅の刃」の社会学~その3 「悪」の役割~

ラスボスの鬼舞辻無惨は、耽美な顔、優雅な所作のキャラです。が、「小物界の大物」と呼ばれる理由が話を追う事に分かります。少し、話が過去に戻ります。 ガンダムがあれほどの人気が出て、アニメや声優業界が賑わったのは、ひとえにシャア・アズナブルの登…

「鬼滅の刃」の社会学~2 メインキャラとお話~

物語が存在すると、その中心には主人公や様々な役割を担うキャラがいます。 「鬼滅の刃」のテーマの1つに 「志を繋いでいく」「自己犠牲」 等があります。主人公は「運命と戦い」「宿命に抗う」者。 物語の決定権を握っています。 竈門炭治郎は文句無しで、…

「鬼滅の刃」の社会学。~その1ブレイク要因~

長らくお休みしてました。すみません。三週回って、今頃「鬼滅の刃」にハマってました。第一話「残酷」を観て、「?????」。チクワくわえた少女を連れた少年。 チクワ少女は伸縮自在。 そんで富岡さんが現れて「鬼だからコロス」と言われて命乞いする兄…

鬱でお風呂に入れない人へ 2の②~お風呂で遊ぼう~

皆様、こんにちは。お風呂が億劫、あるいは、面倒くさいという人に取って 入浴はトイレ同様、必要だけれど出来れば避けたい日常の事柄 になってる事が多いです。何より、臭いから外出したくない、と引きこもりがちになります。前回までは銭湯などでしたが、…

鬱でお風呂に入れない人へ 2の①~銭湯へ行こう!~

皆様、お久しぶりブリ大根(スベる)。最近、鬱傾向の方が、家事や炊事が出来ないどころか、お風呂に入る気力もない、どうしようという相談をうけます。で、 「うつ傾向でお風呂に入れない」 という方へのシリーズその2。 銭湯。「スーパー」が付く方より安い…