スマホゲーム「OPUS」シリーズ。癒されに宇宙へ。
皆さま、おこんにちは。
どうぶつの森 ポケットキャンプ」がリリースされますが、スマホゲームによくある、時間回復型のシステムらしいので、その合間にでもプレイしてみて下さい。
台湾のインディーズチームが作成したゲームです。
ヘンにくどい萌え画ではなく、あっさりしてますが、それが世界観と合っています。
主人公は宇宙船の中で暮らすロボットのエムです。
地球が住めなくなってしまい、人々がよそへ移住して数千年。
ところが移住先でも疫病蔓延。
これは元の地球に残っているはずの人類の、太古からのDNAを調べる必要があると、研究者のリサは、遠く離れた地球を探すツールのひとつとして、エムを開発。
性能はイマイチでしたが、リサは可愛がってくれます。
ところが、急に活動低下。エムが再び起きた時には、リサは宇宙船には居ませんでした。
そして、ホログラフィーで性格や思考パターンを移植されたリサ(改)が出現。
このリサは本物をよく知りません。
もちろん、エムとも初対面。機械と機械が、徐々に心を重ねてゆく事に。
目的は、宇宙船・カスパーに搭載されているツールと、立体映像リサの持つスコープなどで
何とか地球を探す事です。
つーても、宇宙は広い訳ですから、アンカー、つまり基準となっている恒星リサ(本物が名付けた)を基準に、スコープで探します。
酸素や水がありそうな星を見付けたら解析。
これが地味に面白い。
望遠鏡でアタリを付けてフォーカスするんですが、ホントに面白い。
そして、宇宙船の中でも疫病がパンデミックしたらしい事、本物のリサはどこに居るのか…………もしや病で…………。
そんな悲しい予感を秘めながら、ひたすら星探し。
ラストは号泣必至。
機械を泣かせるって、スゴいです。
そして、基準となる恒星に、リサは何故、自分の名前を付けたのか。
エンディングロール見て、ボロボロ泣いてる私がいました。
次は「opus」の別のお話です。
地球から離れた別の星に移住した人達の末裔が、疫病で壊滅。
遠く離れた地球は神格化されていて宗教になっていました。
一人生き残り、孤独に過ごしていた男性・ヨハンの前に、地球教の巫女・フェイという少女が現れます。
亡くなった人達は、みんな昇天出来ず、地上をさ迷い、ヨハンに迷惑をかけています。
疫病がパンデミックになって人々が死んだ後、その魂を宇宙に戻すのが巫女であるフェイの役目。
そのためにはロケット(超小型)が必要です。
ヨハンはフェイに言われるがまま、フィールドをさ迷って、部品探しが、この
ゲームの内容です。
スマホゲームゆえの画像の小ささもあって、めっちゃ操作性が悪いのですが、そこは慣れ。
ロケットの発射が何回か失敗し、更なる改良をします。
静かに暮らしたいヨハンは、フェイと口喧嘩ばっかりしてます。が、この「宇宙葬」をやり遂げないと、地上に残る魂からの霊障に悩まされるので、渋々、従うヨハン。行けるマップが増えると、この地で疫病がどんな猛威をふるい、人々が苦痛の中で亡くなっていった事が伺えます。
何だかんだあって、もうこれで最後という事になりますが、ヨハンはアイテム探しで疲れてブチ切れ。
フェイとド喧嘩になりす。
そして、更に何だかんだあって、二人は凍死しかけます。
実は子供の頃のヨハンの夢は、ロボットを作る技師になる事。
フェイは巫女として生きるより、機械いじりが好きなだけな女の子だった事。
それぞれが抱えてる辛さや過去の重い後悔、そして不本意だけど、自分しか出来ない役目。
そんなような事がチラ見えします。
が、ここに来て、二人は一気に銀河へ。
何この、無駄に壮大なエピソード。
宇宙間旅行してる気分になります。
「生きる事への根源的意義」や「普通の人でいたい」という悲しさ、死にゆく世界、と切なさ、てんこ盛り。
面白いのはインディーズゲームだからでしょうか。
課金すると「支援ありがとうございます!」と投げ銭へのお礼が出ます。
それと料金が手頃です。
何より、音楽が素晴らしい。
ヒーリングとしゲームするのをオススメします。
悩みが少し楽に感じるでしょう。
いつも読んで下さって
ありがとうございます。
水