夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

ゴスロリは迷惑である。

皆様
こんにちは。


今年で
ワタクシ、
齢(よわい)五十歳になります。






五十。






ええ、そらもう
バブル期真っ盛りの頃に
青春の無駄遣いをしておりました。


すごかったですよ。


「若い女の子」

ってだけで
どこに行っても
タダ飯タダ酒が貰えました。


家賃やら物価は
イマドキより
半端ない高騰時期でしたので
やっぱりビンボーでしたが。


だから
2000年になる前に出てきた
ゴスロリ
が着れる、
「若い女の子」
は羨ましいですね。


昨今では
「大人のゴスロリ
ってのも存在してまして
一着持ってます。


ちばてつや賞」

を受章した
「コンプレックス・エイジ」
って漫画が
ネットで話題になりました

「モアイ」
で無料で読めます。

主人公は35歳直前、
子供なし共稼ぎの既婚者で
この主人公が
ゴスロリしてるんですが
それを卒業しようか…………と思い悩む話です。


ゴスロリの特殊さは

「異性を必要としていないファッション」

である部分です。


もちろん、
ゴスロリ仲間との競い合いはあるかと思いますが、
少なくとも

「オトコにモテたいためのファッション」

ではないのです。


そういう
「オトコの目を意識したファッション」

大嫌いなわたしですから

「閉じた世界」

な部分が強いゴスには
共感します。


服装や持ち物も全てを含めて自分である、
とゆー考えを
「格調自我」
と言いますが

「ファッションはポリシーだ!」

とか

富や権力の象徴だとゆー考えやら
まあ
そう言う考え方です。

これも
わたしはあんまり理解出来ません。


んー(;´д`)


「シャネルのスーツ着てるから
あの人は偉い」

て思う人はいないですよね?


そんな感じでしょうか。


んで、
男の子が

「将来は
ウルトラマンになる!」

って言ってて
そうした
架空のヒーローは
やっぱり架空だと気付くのが早く来るのに
女の子は
それが遅いんです。


「お姫様」


いくつになってもなれそうな気がするから。


んで、
それを卒業しなきゃならない時期が来るんですよね。


結婚とか出産とか子育てとかパートとか。


この漫画の主人公は
きちんとした仕事を持ってて
何でも似合うよと言ってくれる夫がいます。


「武装」

する必要が
もうないんです。

手に職もない
結婚も出来ない、
そうしたまま
ズルズル老いて行ったり
結婚や出産で
「お姫様を諦める」
事が出来ない場合…………。



「痛いオバサン」

だと自覚していても
「お姫様」を続けるしかない。

バブル期のお祭り騒ぎが忘れられずに
価値観を変えたり
生活レベルを下げたり出来ないと…………病みます。


だから
2000年前後から自殺者急増してるのです。


けどさぁ。


何かもう、
いいじゃん、
と言ってあげたい。

綺麗に着飾らなくても
十分そのままで良いよ
と言ってあげたい。

「自分磨き」

って
外見じゃないだろ。


だから
わたしは
30歳になった辺りから
少女漫画を読まなくなったのです。


「オバサン」

になったから。

そんで、
「今、若い女の子を見守る方」
に移ったから。


若い頃の
恋愛でのバカ体験で笑わせたり
悩みを聞いてあげる方が
しっくり来るから。


それでも切望します。

誰か


「オバサンでも似合う『ゴスマダム』とかの服を作ってくれ!」


と。



あ、
ライブでは嫌われるそうです。
ゴスロリは。

リボンがたくさん着いてて
たいてい
安全ピンで留めてあるだけなんで
モッシュになった時とか外れて刺さるから。

ゴシック&ロリータ幻想劇場 (角川文庫)

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読んでくれて
ありがとうございます。