猿を食べない理由~「マーヤの自分改造計画」~
皆様、週末は台風だそうです。
おこんにちは。
ある日の事。
路上にサンダル。
軍手や靴が片方だけ(これはスクーター運転してる人の物と思われ)落ちてるのは、よく見ますが、何だろう…………。
「路上にサンダルを置くだけの簡単なお仕事」
でも流行ってるのだろうか(どんな意義があるのか、それ)とよく見て
ああああああ~っっっ‼
これは自宅の駐車場が尖った石ころだらけだったりしたら
降りるの辛いな、いや、コンビニにも寄って帰れない。
それはともかく、本を読みました。
あんまり面白くてイッキ読み。
「マーヤの自分改造計画~1950年代のマニュアルで人気者になれる?~」
マーヤの自分改造計画――1950年代のマニュアルで人気者になれる?
- 作者: マーヤ・ヴァン・ウァーグネン,代田亜香子
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2017/03/30
- メディア: 単行本
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これは13才のアメリカの女の子が書いたノンフィクションです。
ずんぐりむっくりで、地味でオタク気質な筆者。
スクールカーストでも最下層(と言うかマイナスと呼ばれる)な位置にいます。
が50年代の、ティーン向けに書かれたハウツー本を手に入れて、1ヶ月ごとにテーマを決めてアレコレ試してみます。
ダイエットからスキンケアから、お洒落までと、ありがちな所から始まります。
一見、「自己啓発本」っぽいけど、そうではありません。
メキメキ変わってきた上に
50年代の古臭いコーディネートで登校して来たりする筆者に、クラスメートはいつもと違う眼差し(いろんな意味で)を向けて来ます。
「『人気者』って、みんなにチヤホヤされるって事だけ?
いや、違う!」
どうせ自分はブスだしデブだからと
心を閉ざしていた筆者の変化と成長が始まります。
「美しくあろうと思うならば、堂々と振る舞う事。差別したりしない事。気さくに声をかける事」
というような「心がけ」を読み
「よっしゃあっ!」
と張り切ります。
以前の自分と同じように
「スクールカーストの壁」
の裏側に隠れて出てこない子に話しかけたり、いろんなクラスタの生徒と交流を持とうとします。
そして「スクールカーストの壁」が案外、脆弱な物であるとか
そんな脆い物の中に閉じこもって自分の真にやりたい事も我慢していたり
そもそも自分って、個性って何ぞやと
いう疑問も持たないように、思考停止してる生徒が多いのは何故か、と考えるようになります。
学校はメキシコとの国境近くにあり、中学校にFBIがしょっちゅう来るわ、貧困家庭の生徒へのために、無料で朝食が出たりなど
「大人のシビアーな事情」
も目の当たりにしてます。
こういう世の中を変えるためには
まずはワタシが変わらねば‼
ぶっちゃけ、これ、13才の女の子の物の考え方ではありません。
仕掛けた変化は些細な物でも、自分が変わると他者も変わります。
外見も内面も美しくなった(たった一年でこんなに、と思うほど)筆者のストーリーを読みながら
いつしか鼻息が荒くなってる私。
この本は、大人にも読んで欲しいのです。
話が変わりますが、以前から書こうかどうか迷っていたブログについて書きます。
ずっと前に
人気ブロガーの弟子の何とかって人が
自分のブログで、野性の猿を解体して食べたエントリー書いて垢バンされて
別のブログサービスに移って同じ記事を載せたら
そこでも垢バンされて、てな事がありました。
その時は私の中で意見が固まらなかったのと
他人のネガティブな事を書くのはどうよと忸怩と悩んでおりました。
正直、こういう人はバブル景気の頃のがたくさんいました。
「普通はやらない事をやって目立って、それで『自分は凡人じゃない』と思い込もうとしてる」
と言うか。
いや、猿は畑を荒らすから
地域によっては害獣指定で捕獲OKだったり(逆に観光資源で保護されてたり)、猟師が許可を得て捕獲するのも
食べるのも別に問題ないんです。
ただ、牛・豚・鶏でもヤバイかもしれないのに
人間に似ている動物を殺して解体してる写真を
クッションページもなしに載せて
「動物虐待の画像に当たるからダメ」とブログサービスに言われて
しまいにはTwitterでもアップする理由が分かりません。
本人はライフハックのための知識だと力説してます。それよりも、私から見ると
本人だけが、スゴい面白い記事だと思ってるフシがあります。
話を戻しますが
「大人」になって、そうした方向へ
つまりアングラな物に近寄って行く人にはパターンがあります。
単に疲れてるのか、思春期のせいか、です。
スクールカーストどころか、隙間みたいな場所にいる男子生徒って
学年に一人か二人はいます。
イジメを受けてる訳ではないけど、存在感が曖昧で(逆に特有だったり)、顔も運動も成績もパッとしなくて
お笑いで何とか目立とうとしますが、残念ながら
その才能もない、でも一人でいる事を女子より恐れている、てな男子。
どうして、そんなビミョーな位置にいるようになるかと言うと
「共感能力」が極端に低いからです。
コミュニケーション能力もデリカシーも低め。
社会人になっても、仕事中にずっとお喋りしてて、オール・オレ・スゲエーな話。
「『それ』をする事・見せる事によって、他人がどんな気持ちになるのか」
てのが想像出来ない、だから他人への気遣いなんか思い付きません。
不特定多数の人が見る場所に
不快に思う可能性が高い写真を貼るのはよくないのは当たり前てすが
そもそも「他人が不快に思うかどうか」考えてないのでしょう。
そして、
「表現の自由」と逆ギレするのが目に浮かびます。
この人は10万円のブログセミナー開催したり
現在は田舎の古民家で
一人家賃5万円でシェアリングの人を集めたりしてるらしいですが
まるで
修学旅行感覚の
「(ウシジマくんの)誠愛の家」みたいです。
駅から遠いとか、女性も募集してるがトラブル対応出来んのかとか、近くにはコンビニもないので食事が心配になったりします。
若い人達が集まって、文化祭のノリで…………失われた時を取り返すために。
ここしばらく、夫に離婚を切り出された芸能人女性の壊れかけぶりが騒がれてました。
何か事務所や大人の事情やら、ユーザーが飽きたのもあってか
ピタリとテレビでもネットニュースでも見なくなりました。
そしたら途端に
「悪い人達に追われているから、ずっと逃げている」
と自分のブログで書いていたのに
今度は小出しに、どこにいるのか書くようになりました。
テレビや雑誌に取材に来て欲しいのかもしれません。
仕事の性質上、他人から注目されていたいのがフツーなので
無関心はキッツイだろなぁ、と思います。
こういう私見を「大きなお世話」と言います。
オバハンの杞憂、でもあります。
ただ、それでも私は
「ヒトという生き物は、何でこんな風に考えたり行動したりするのか、その原因と心理」
が知りたくて知りたくて仕方がないのです。
コントロールはしたくないですが。
私が一人でいると、声をかけてグループに入れてくれる子は
小中高と存在しましたが、みんな、人気者でした。
いつも読んで下さって
ありがとうございます。
私は「お笑い」担当か
稲川淳二的「恐い話」担当でした。
水