怒涛の情報
またまたスタジオ。
前回の放送の後、三千件もの電話があり、中には有力な物も多かった様子。
しかし、こうした「公開捜索番組」の場合、対象が家出人であれ犯罪者であれ、人が密集してる地域に偏るものです。
それが、見事にバラバラ。
関東近県から、あらゆる地域にまで分散しています。
そして何よりもヘンなのは
「病院で見た」「訪問介護先で」「駅のホームで」…………と
知人や友人に似てる人がいる、という情報がない
という所です。
浅い交流での浅い情報しか、何故かない。
コメンテーターの一人、元警視庁捜査一課の神崎さんは、「あちこち転々とした生活をしてるのか、定住出来ない理由があるのではないか」と鋭い考察。
けれど、一般的に自分の意思で失踪した人は名前を変える事が多いし、何より、55年前の写真です。
イシナガキクエさんは、若いままなのか?
有力情報YouTuber
一人の男性が電話をかけてきます。
米原さんが亡くなった夜に、家の中に動き回る人を見て動画に撮ったと。
人は複数で男性か女性かも分かりません。
手には懐中電灯で、いかにも空き巣。
そして、もう一人の人からの情報です。
心霊系YouTuberのキラフさんという人が、額にカメラ付けてて(多分、手にも持って)、2024年2月9日に撮影された動画です。
山奥の廃墟に行きます。
外は雪。
その廃屋では過去に凄惨な事件があり、人影や女性のうめき声が聞こえる……と、廃屋の噂アルアルです。
割と大きい平屋で、中は荒らされていず、人が住んでいた痕跡も残っています。
あちこち見て、部屋の端に書斎みたいに本棚などを置いてあるスペースを見ます。
古い本が並び、「心霊なんとか」とかそういうタイトルの、けれどイマドキのオカルト本と違い、真面目に研究してる本がたくさんあります。

その近くの小物入れに黄色い封筒が。
中を見ると、たくさんの古い写真類。
ピンボケの女性らしき写真の裏にはナンバリングされています。
ナンバリングされていない写真は鮮明ですが、何をやってんのコレ?という写真。
キラフさんは元通りにして小物入れに戻します。

が、この写真の女性達は、皆、「イシナガキクエ」に似ている感じがします。
中学生の拾ったテープ
さらにさらに、もう一つ、中一の上田怜歩奈君からの情報です。
生物研究部に所属している彼は、近場の池の水質調査に行き、古いビデオカメラを拾います。
中にはテープがあり、その中に「イシナガキクエ」似の人がいると送ってきます。
テープの劣化で見づらいシーンもありますが、大体は分かります。
二人組の男性。
地図を見ながら、この池に来ます。
一人がウエットスーツに着替え、池の中を探索。
水が濁っているので鮮明ではありませんが、そこに。
ヒトガタの何かが布で巻いてあり、その上に遺影みたいに額縁付きのでかい写真。
写真の真ん中には「17」の文字が。
この写真がイシナガキクエに似ている……かな?
雰囲気が似てはいます。
この男性二人は、何のためにこんな事をしてあるのか謎のままです。

そして、第三夜へ。
ここで番組は、急転直下の展開を見せるのでした。
最後まで読んでくれた貴方様が大好き。
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