夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

反社会性人格障害な人~その3.盗んだバイクで捕まった~

皆様、おこんにちは。

さて、反社会性人格障害とされた犯罪者ですが
ちょっとズレます。

その精神鑑定書などを読むと
「こんだけの事件を起こしておいて、医療措置はねぇだろ。
判断能力があるから
弱い女子供を狙ったんじゃないの」
とゆーよーな声が書面から聞こえてきます。

実際に、通り魔や連続殺人で被害者の数が多い場合
「え、これはやっぱり病気では……」
という鑑定が出ても
再鑑定依頼が出たり。

ただ言えるのは
「精神科の病気であるがゆえに殺人を犯した」
というケースを、私は殆ど知りません。
もちろん、ゼロとは言い切れない難しい部分があります。

人は誰でも仮面を被っています。

反社会性人格障害の人は
普通の人より
仮面を被って生活するのが
すごいストレスみたいなんですよね。
そのリミッターがキレると大変な事になります。

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池田小学校大量殺人の宅間守
医師や弁護士と詐称して、お見合いパーティーに頻回に出ています。

ニュースでの怒りに満ちた顔が一般的ですが
それ以外の顔は、わりと端正と言うか、今風のイケメンじゃないけど
「ちょっと昔の男前」。
騙された女性が何人もいるのが分かります。

秋葉原通り魔事件の加藤智大も
本人は自身を醜いと思っていたようですが
笑顔の写真では愛嬌のある、何となくベビーフェイスな顔です。

現に、掲示板からリアルに知り合った女性は
「放っておけないから」
と裁判で証言したりしています。

自己認知が歪んでるのはとにかく、一番、解釈に困ったのが
千葉県通り魔事件の竹井聖寿。

全体的に印象が幼いです。

それと「歌う裁判」。

地裁で「被告人は席へ」の声で登場。

「夜の校舎~窓ガラス~壊して回った~♪」

「被告人は静粛に」とか言われて
そしたら無視してシャウトして
自分の異常性をアピール!
とか思っていたのかもしれません。





が、誰も止めない。





「ぬーすんだバイクで走り出す♪
(やはり誰も止めない)

この戦いからの卒業~(……あ……れ?
何で誰も止めないの?)

こ~の支配からの~卒業~♪(仕方なく最後まで歌う)


……………………(汗)」

裁判長「検察から」

傍聴席から、多数の忍び笑い。

地裁の場合、裁判の時間が60分だか90分だか、きっちり決まっています。

歌ってる時間もカウントされてます。
歌ってる内容も記録されてます。

そのロスが被告人の証言や弁論やいろいろに回るので
歌うと損なのです。


宅間守と加藤智大は
事件に至る心の動きを知りたいと
中立的な立場で面会に来たカウンセラー(臨床心理士)には
わりと正直に話しているし、反省の言葉も伝えています。

反社会性人格障害者の生育歴は



両親、あるいは親のどちらかが
反社会性人格障害者である事が多い


のです。

宅間守父親
取材にはいろいろ話していますが
事件については
「勘当したから知らない」
と切り捨てています。

加藤智大は
母親からエリート教育と称して
九九を間違えると風呂場の水に溺れる寸前まで沈められたり
床の上の広告のチラシの上にぶちまけられた食事を食べさせられたりしています。
異常なのは
ポイントカードと称して
何か失敗する度に一点、十点貯まるとお仕置、
勉強やしつけの域を越えた「虐待」を母親は「嬉々として」行っています。

宅間守の母親が
宅間を妊娠中に
「この子はダメだ、産みたくない」
と言ったとされていますが



これは父親がそう言っただけです。


三歳から問題行動を起こし始め、二十代前半の頃、母親と二人で無理矢理、同居していますが
この頃に母子相姦していたのではないかと推測する人もいます。

この同居を解消してから、母親が精神科疾患を発病しています。

母子相姦なんですが
たいていは、過保護な母親からが典型です。
手に余る暴力的な息子から強いられたとなると
これは母親としても女性としても二重の性的虐待です。

この宅間の母親は
息子が起こした事件を知らず
数年前に病院で亡くなりました。

父親は播磨藩の武士の出を自慢していて
教育勅語の復活を願い……と書くと昔の野武士みたいですが
実際は中卒の工員で
母親との結婚は資産が目当てと宅間は言っています。

宅間には兄がいましたが
不可解な自殺をしています。

ちなみに父親は現在もかくしゃくとしてますが、周りからは介護施設への入所をすすめられているそうです。

そんなこんなで、宅間守が最後に言ったのは
刑務官へ
「○○さん(獄中結婚した女性)へ、ありがとうと伝えといてや」
という人間味のある物でした。

その犯罪は許される物ではないし、宅間本人もそう思っていたようです。

脳の器質な問題か
破壊衝動が性的な物を伴い
止めたいと願いながら
他者を傷付けずにいられない宅間に取って
この世は地獄だったようです。

私はこうした人間を簡単に死刑にするよりは
何とか改悛させたり
治療を受けさせたりした方が



本人の苦痛も長引くので
楽に死なせるよりは


良いんではないかと黒い心で思います。

モリのアサガオ : 1 (アクションコミックス)

いつも読んで下さって
ありがとうございます。

次回は反社会性人格障害者の見分け方
です。

続く。