夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

ハッピーシュガーライフ7巻&最新話(ちょっとネタバレあり)。

 皆様、おこんばんは。

七月からアニメ化決定の「ハッピーシュガーライフ」ですが、放送開始に合わせて、ストーリーも大きく動く予感。

 

で、7巻ですが。

えーと、ジャンプする前に大きくしゃがみますよね。

つまり、力をためているとゆーよーな感じ。

 

しおがどうやって、さとうと出会い、しかも何故記憶が無くなっていたのかが分かります。

 

しおの母親は

「いつか王子様が現れて幸せにしてくれるかも」

と夢見るフツーの女の子でした。

 

それが、ああまで不幸のコンボ入ったには理由があります。

 

「何もしなかったから」。

 

よく、怠け者やギャンブル癖、浮気癖の人間を厄介払いしたくてか

「結婚すれば変わる」

「子供が出来れば変わる」

と言う親戚達がいますが、たいていは変わりません。

 

そういう男を若くして押し付けられて、しおの母親はどんどん困窮していく中で、それでも助けてくれる誰かを待ってます。

そうこうして、ついに臨界点突破。

 

そして、しおはさとうと出会います。

 

人は心に何かを容れる器を持っています。

それはお気にいりの綺麗な物だったり、醜い中にも美学がある物だったりします。

ヒトはそうして、自分の中に自分だけの宇宙を作って、それをよすがに生きています。

 

父親のせいで、外側からも内側からも、そうした器をブッ壊された母親と違い、中身は空っぽだけど、美しく丁寧に扱われている器を、さとうは持っている事を見抜くしお。

 

そして、しおは一時期、忘れていた母親の事を、今ではしっかり思い出しています。

ただ、兄らしき、あさひの事は空白なようです。

 

一方、あさひは変態イケメン・三星君と接触。

しょーこと連絡も取れなくなってて、何となく事情を察しているようです。

ただし、父親のDV気質を、無意識にか受け継いでしまっているのが分かります。

大人への極端な不信感。「家族」という形に粘着と呼んでも差し支えない執着心。

しょーこちゃん以外は、もうアレな人しかいません(泣)。

 

さとうは自分のメンヘラ「おばさん」に会いに行きます。

大雑把に説明し、協力を頼みます。

 

ここで、おばさんの愛の定義と、さとうの定義が、どう違うかという事より

「自立出来ていない子供の自分(さとう)は、適当な所で折り合いをつけて、つまりは妥協をして、愛をベターな状況に持っていけばいい。マストを望むのは無理。

そのうち嫌でも『汚い大人』になっちゃうから、それまでは楽しんでおけば?」

というような事を言います。

 

「子供の潔癖さ」ゆえか、それではダメだ。100%の完成をさせる。自分がそうするために手伝う義務が、おばさんにはある、と詰め寄ります。

 

「点と線」は繋がっていませんが「線と線」は繋がっています。

 

ただ、三星君の本来の目当てはしおであり、そのしおと一緒に居るのはさとうです。 

そこへメンヘラおばさんの協力を得たとしたら、今後は

コブラVSマングースより

ガメラVSゴジラ

並の惨劇が起きそうです。 

そして、何よりも、現在のしおは、さとうと居る事を願っています。

 

面白いのは、嫌だ嫌だと思いながら、どんどDV男の餌食になっていく、しおの母親と、同じようにDVを受けながらも、不特定多数のそれを受け入れて、それが自分の愛だと幸せそうな「おばさん」との対比ですね、こうも人は違うものなのかと思います。

待っている事を止めた途端、貴乃花親方のようになってしまう、あさひも怖いですが、しおと母親が暮らしていた部屋の畳の変化…………うぁ あああああっ‼

 

こ、これはヤバイよ。

 

そして、あさひがどうやって生活してるのか、よく分からないのも怖いです。スマホは持ってるけど、ご飯食べてなくて倒れてて、しょーこちゃんにパンを貰ってたりしてたし。

今後の展開が楽しみであり、怖いのであります。 

 

いつも読んで下さって

ありがとうございます。

 

 

今の男 すぐに愛を口にするけど 限界なんだわ 

イライラするわ~っ♪