わたしが藤井四段のオカンなら。
急に暑くてアイスを2つ食べたら
トイレの住人になってしまったオバカなブロガーのいる千葉県某所より
おこんばんは。
私は将棋のルールが分かりません。
相方は分かります。
ですから、私には
「14才でプロとして将棋の世界にデビューして29連勝する」
とゆー事が、どんだけスゴイのかが分かりませんでした。
ネットを見ると
アンチな方々が「作られたヒーロー」だとか「将棋連盟がスター欲しくて作った連勝」だとか「対戦相手は負けてあげている」だとかケンケンガクガク。
ホンマかいな、と思って
7月2日の竜王戦を
将棋のルールも分からないのに
ブッ通しで感想戦含めて12時間以上見ました。
将棋が分からないという事が分かりました。
それだけでは詰む、いや、終わっちゃうので
相方を巻き添えにして
Ameba TVを流しつつレース編みもしつつ
分からない部分は事細かに
相方に聞きつつ観戦。
対局、一人の持ち時間五時間で
二人合わせてアンナコトやコンナコトで10時間以上、記録係りも居て
メシも2回食いつつ、押したり引いたり
攻めたり守ったりしつつ
これでどうやってナチュラルにイカサマすんの。
解説者二人のグダグダな会話や
佐々木五段が
じっとしてるのが辛そうで
あぐらになったりお尻を右側上げたり左側上げたり
そのうち、腹筋や逆立ちするんじゃないかとゆーくらい、しんどうだったのが印象的でした。
藤井四段は、先手が取れなかったのと得意の桂馬使いのスタンドを封じられ
苦悩してるだけでなく
チラッとしか見えませんでしたが
扇子。
マイ扇子じゃなくて連盟のを借りたりしてるそうなので
受け取って、いざ使おうとしたら
「大志」
と書かれた自分のグッズだったのではないか
だから広げて、扇げなくて暑くて
イライラしてたんだはないかと勝手に思ってます。
早くに上着も脱いでらしたし。
藤井四段の勝負メシばっかり話題になりますが
彼のお母様の
「息子が有名人で天才だともてはやされて事」
に対して、ひじょうにナチュラルに対応れてて
そうした所が、こういう中学生を育てているのかもしれない
と感じます。
世間では
藤井四段が幼少のみぎりに遊んだパズル系のオモチャや
将棋の入門セットや
そうした物を慌てて買って自分のお子さんに与えようとしてます。
パズルのキュボロは予約半年待ちだそうです。
三万円もする、ぶっちゃけ、ポンと幼児に与えるには高い物を、です。
藤井四段のトレースをしても
藤井四段のような子供になる訳ではないのに
大人まで買ってて
豚キムチうどんが流行ったりしてるし
「フジイミクス」と揶揄されてます。
ブームになる物が減って来てるので
経済効果としては良いか。
それにつけても
「高校進学しないで将棋に専念したい」
と言う藤井四段の気持ちは分かります。
こうした頭脳プレーの世界では
高校生ぐらいの時が
一番伸びるそうです。
お母様としては
中卒になって、万が一、将棋の世界でポシャったら困るだけでなく
フツーに、放課後には友達と下校途中で買い食いして雑談や
修学旅行に行って思い出作りしたり
たいていの人が持つ、青春のメモリーを体験して欲しいのではないか。
今は好きで好きでしょうがない、他の事は無駄に思える時期でも
もしかしたら、突然スランプみたいになった時に
逃げ場がなくなります。
引き出しの多い机(経験)は世渡りをしやすくするし
何より
脚の多い椅子は倒れにくいです。
星飛雄馬みたいに
「天才だけど野球しか出来ない、大人の年齢でメンタル子供」
は今の時代には不利です。
何より
単なる早熟な子供なのかは
真の天才かはデーターだけでは分かりません。
経験値も足りません。
「大人になったらフツーの人になりました」
とゆー未来もあり得ます。
そして世間は
「分かりやすいヒーロー」
をいつでも求めています。
けれど、これから先、将棋プロの世界の行方は見えません。
話を戻して
対局の終盤、藤井四段が必死で諦めないでいようとしていたのは分かりました。
そして、上着を着た時に
「あ、降参するんだな」
と思いました。
勝負師って、きちんとした格好で終わりたい人が多いからです。
対局以外の部分も見ていて結構、面白かったです。
解説者って
分かりやすいし、話し方もしっかりしてて聞いてて安心する安定感があるし
折しも都議選でしたが
そこらの政治家より賢い気がします。
っていうか、賢い人ほど、喧嘩を好まないという事を思い出します。
本来は戦国時代に
合戦の代わりに作られたのが将棋だと言う俗説ですが
リアリティがあります。
子供がスターになったり、脚光を浴びると
ステージママやパパになる親も少なくないです。
なのにマイペースな藤井四段のお母様。
私は
「異能の14才」も良いけど
14才の時期は今しかありませんから
「普通の14才も楽しんで欲しい」
という気持ちになります。
進学は、本人とご家族が決める事なので、どっちの結論が出ても良いのですが
「学校に行きたくない」
てのは違う。
私なら、中学はきちんと行け(無理して体を壊さない範囲で)と言います。
朝は布団をひっぺがして起こして行かせます。
だだ、飽きっぽくて当たり前なのが、この年頃の常なのに
自分の子供が
好きで好きで仕方ない事に
全力で打ち込んでいるなら
それはもう、見守ります。
例え、それが二次創作での絵でも
コスプレでも、です。
逆に、無尽蔵にお金をかけて
甘やかして
ダメになってしまった天才子役とか、たくさんいます。
決めるのは本人なんですが
ただ一言、私は言うでしょう。
「『普通の人』も悪くないよ」
と。
「分かりやすいヒーローを求める世間のオモチャにされる」
事、そして飽きられて忘れ去られる事より
普通でいられる事は結構、大変です。
藤井四段、お疲れ様でした。
また、記録を作って下さい。
中高一貫校なんだから
進学のめんどくささは少ないでしょう。
進学してからでも方向転換は出来ます。
私には子供が居たとして
「中二病」
になったら
「…………そうなの……あなたは選ばれし子供。
何故なら、私があなたを授かった時に暗闇から声がしたの……」
と
ノリノリで弄るオカンになりたかったです。
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いつも読んで下さって
ありがとうございます。
長考一番。
水