鬱で家事が出来ない人へ~後編~
「鬱だけど家事したいシリーズ」(タイトルが違う)後編です。
鬱あるいは、鬱傾向の人の多くは真面目で潔癖症です。
そうなると、掃除にしても料理にしても徹底的です。
それが全く出来なくなり、しんどい訳ですから、目に入るゴミを片付ける事も出来ない自分が余計に辛いのです。
で、発想の転換が必要です。
1.最小限の必要な事だけする
「今日はトイレ掃除だけ」
とか。
2.家事の優先順位を決める
部屋の掃除なんか、1ヶ月しなくてもヒトは死なないし、それより優先順位を決めてやる方が良いです。
洗濯物なんかは、貯まっていく様を見るのが辛いので、早めに済ませてしまいます。トイレやお風呂掃除も同様です。
3.やりたい事を優先する
例えば、とにかく心も体も疲れてて眠りたい、横になりたいとしましょう。
良質の睡眠や休息は、次なるパフォーマンスの質を上げます。
となると、やる事は
布団を干す・乾燥機で乾かす
↓
シーツなどのリネンを代える(ボックス型の取り代え簡単なタイプのシーツ)
↓
体も綺麗な方が気持ちいいので、軽く入浴する
↓
布団に入る
↓
至福
「ゆっくり眠りたい」というだけのために、準備で
布団干し、シーツ交換、入浴
と日々の事柄が三つも出来てしまいます。
「めんどうくさい」をこなした先に、自分への、ささやかなご褒美を置いて下さい。
4.使わない物・要らない物は全部売ってしまえ
物が多かったら売りましょう。
ゴミ屋敷になってる方。
今は専門の業者がたくさんいます。
金額はいろいろですが、30万円くらいで暗くて臭くて、な部屋が
「健康で文化的な最低限の生活が出来る部屋」
になるのなら、そして、自力で片付ける気力がないのなら、大家がうるさいタイプなら
思いきって払いましょう。
分割で支払い出来る業者も多いです。
そして自分で自分を大切にして下さい。
5.アプリで管理
play.google.com
東京ガスのアプリですが
お風呂でイケメンとのゆるい恋が楽しめる
とゆー文字だけならヤバいアプリです。
「文字だけなら」なのは、実際にはエッチなイベントなどありません。
数人の、それぞれ得意な知識が違うイケメンを選び、イベントを進めて着せ替えさせたりします。
彼らは「お風呂コンシェルジュ」で、適切な入浴の方法や入眠時間を教えてくれます。
アラーム機能があり、目覚ましだけでなく、お湯はりの時間まで管理してくれます。
何より、入浴に関する小ネタが面白いです。
ストレッチや眠れない時の軽い体操も指導してくれます。
特筆すべきは、日中のスケジュールを書き込む機能で、家事の管理はこれでいけるし、気付いたらお風呂にも入れてます。
家事は、仕事や学業で、疲れた体と心を癒すためにも必要です。
けれど「苦行」みたいにこなすんではなくて、楽しんで下さい。
綺麗になった部屋で飲むビールは旨いです。
大切なのは
「めんどうくさくて、何も出来ない」
のは、心のSOSです。
耳を傾け、自分を満たすために、いつもよりちょっとご馳走を食べたり、ダイエットで我慢していた甘いものを食べたり、映画を見たり、河や山でのんびりしたり、と
自分という器を満たしてあげて下さい。
そして、不眠や極端な過食・拒食があるなら、早く専門医に行きましょう。
参考にした本
漫画が半分くらいなので、読みやすいです。
それと、「複雑に絡み合って、こんがらがってる日々の仕事をどうこなすか」に主眼を置いてます。
「どこをどうしたらいいのか、分からない」
という人におすすめです。
それと、絵とストーリーを見て思ったのですが、これは女性向けなんじゃないかな、という問題解決の仕方でした。
ぜひ、ご一読を。
水