夜になっても読み続けよう。

地位も名誉やお金より、自分の純度を上げたい。

鬱で家事ができない人へ。~前編~

皆さま、おこんにちは。
今回は、前回の「鬱で風呂に入れない人へ」の(意外と好評でした。読んで下さった方、スターやブクマを下さった方、ありがとうございます)続編
みたいな物です。

家事が出来ない、てのは鬱病、あるいは鬱傾向の方で特にお悩みの多い部分かと思います。

このテーマは、わりかし深いので
2回に分けてお送りします。


では、Go!


1.家事など放棄しろ

て言うか、何もしないで寝る。

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「え、それって、このエントリーのテーマ的に逆じゃない?」

と、お思いの方。

「毎日、洗濯しなきゃ。掃除もしなきゃ。炊事もしなきゃ」

とゆー真面目にスケジュールまで立てて、きちんと家事をしようとする人ほど悩みます。
そしてプレッシャーになります。
鬱が余計に重くなります。

休め

少しの間、家事、するな。

しなきゃ、とゆー、その思い込みがry

それとです、どの程度の鬱かによっても、家事労働をしてもいいか、比重は違います。
ひたすら寝てた方が良い人、軽く運動した方が良い人と、病状によって違います。
この辺りは主治医とご相談下さい。

ただ、傾向として、鬱の方が掃除すると

毎日が大掃除
みたいになりがちです。

「今日はトイレ掃除だけ」
など、負担にならないよう、自分にタスクを課さず、むしろ家事を楽しめるようになるまでは、ゆるやかにやって下さい。

storia.takeshobo.co.jp

うめとももは、猫とヒトの生き物です。
どう見ても子供サイズで、暮らしている部屋は普通の大きさ、ご近所さんもフツーの人。

工夫してご飯を作り、まったりと生活してます。

悩んでる人も、こんな感じで良いんじゃないでしょうか。

そして、家事が出来ないほど重い鬱の人に、あれこれ、させようとする家族がいるなら
ブチ切れて下さい。


2.得意なジャンルだけやる

掃除は苦手だけど、洗濯やアイロンかけは上手いとか、そういう部分に特化して、苦手な分野は最低限にすると、心への負担が減ります。

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すごいタトゥーの男が……

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……弁当作り?

https://kuragebunch.com/episode/10834108156629370790
「極主夫道」

数話無料で読めます。

実写CM
https://youtu.be/ktztBx-8onk

この漫画に唸りました。主人公の男性が、元・伝説の893。
なのに、今は専業主夫

893の人は、所属している組に脱退届けを出しても、5年間は就職が難しいです(だから飲食店を開く事が多いです)。
だから主夫してるのは正解。
それと、男性が本気出してるから、家事も家計管理もすごい事になります。

主人公は、近所のボランティアから、公民館のイベントから主婦仲間とのお茶会までこなすのです。

けれど、なんかズレてて(ご近所の主婦仲間からは受け入れられてます)笑えます。

料理や洗濯は上手いのですが、掃除はそこそこ。

893の人は家庭的な一面があります。「そうせざるを得ない」のです。
そういう「事務所」てのは、擬似的な家族を形成してます。
「オヤジさん」(組長)が真夜中に
「トンカツ食いたい」
と無理を言っても、夜間営業のスーパーに行って買い物して、美味しいトンカツを作るのが部下の仕事だったりします。

とは言え、この主人公より強いのは、実は主人公の奥さんだったりします。

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3.「仕事」として、家族に少しでいいからお金をもらう

ウサギ目社畜科 1 (ヤングジャンプコミックス)

ウサギ目社畜科 1 (ヤングジャンプコミックス)

これは「うめともものふつうの生活」と同じ作者の作品です。
月の裏側でリストラの憂き目にあい、地球に来た「ふわみ」。

「働いてないと溶けて死んでしまう」
という恐ろしい体質。
普通の会社員男性の家で雇われる事に。
家事一切をやる事になります(月給はなんと1円!)。
他にも仲間が増えますが、その働きぶりが無茶苦茶。
ただし、1人居たら助かるのは間違いなし。

あえて「雇われない生き方」を選んだ
ましろ」という仲間の言葉が刺さります。

モチベーションアップではなく、その壮絶な働きぶりに和んで下さい。


4.スローライフミニマリストなどの、居心地の良いスタイルで動く

これは家族と話し合ってからやらないと、モメますが、物が少ないと掃除も洗濯も楽です。

逆に、甘ロリやゴシックと、ギンギラギンにお城みたく部屋を飾るなど、自分が好きな物だけに囲まれたスペースを作るのもアリです。

例えば食器でも、100円ショップで、同じ色だけの物を揃えると、グッと物が少なく見えます。

サイアクなのは、不要品だらけの部屋。

貧乏に甘んじたとしても、断じて、貧乏臭いのは拒否しましょう。


5.時には女王、時には辣腕メイドと自分で思い込む

嫌な事、面倒だと感じる事を、無言でサクサクやれる人もいますが、「演じる」のもアリです。

ラカンのお母さんが、品格高い「姫」になりきってて、「庶民だけど、心は貴族」てのは可能なんだなぁと、感心しました。
その「姫」が、適度に掃除・洗濯して、パートもこなしてるのです。
どうせ生きていくのなら、楽しみましょう。

では、あなたのペースで、ゆっくりして下さい。

次回は
「鬱で家事が出来ない人へ~後編~」
です。